公益財団法人 古紙再生促進センター Paper Recycling Promotion Center
  • 文字サイズ変更小
  • 中
  • 大
  • 関連リンク
  • サイトマップ

古紙はこのようにして紙になります

   製紙工場に運び込まれた古紙は、最初に水(製紙工場では循環使用され、白水といいます)を入れた巨大なミキサーのようなパルパーという機械に投入され、底にある羽根の回転力によって水と混ざって繊維にほぐされます(今では、ドラム状の離解方式で異物除去をしながら繊維をほぐす装置を使って、古紙利用に効果を上げています)。

   新聞などのインキを取り除く場合には、あらかじめパルパーに脱インキ剤(界面活性剤)などの薬品を入れ、蒸気で加熱しておきます。金属や木片、プラスチックなどの紙にならない異物はこのパルパーで除去されますが、細かくなったものは次の工程のクリーナーやスクリーンといった機械で除去されます。

   ここから先は、インキ抜きするか、しないかで工程が変わってきます。

   インキ抜きの工程では、まず、紙の繊維からインキを剥がすためのニーディング装置を通り、いったんタワーという装置に貯蔵して、インキを剥がれやすくしておき(洗濯のつけおき洗いの要領)、フローテーターで繊維から分離しやすくなっているインキを細かい泡で捕まえて除去します。そして、再び、クリーナーやスクリーン装置を使って残っているノリや粘着物などの軽い異物を除きます。
   こうしてできあがった古紙パルプは、そのまま、あるいは新しいパルプと配合され、長いエンドレスの網を使った抄紙機(長網抄紙機といいます。このほか工夫された各種の抄紙機が実際に使用されています)で紙にされます。
   薄められた原料が、抄紙機の先端からヘッドボックスという装置から長網(ワイヤー)の上に流されると、水が網目から落ちて、水分が除かれ、網の上には、紙の層が作られます。この湿った紙の層は、次に毛布の上に乗せられ、移動するうちにプレスロールという装置で水が搾られ、次に、回転するドライヤー工程で乾燥され、最後に光沢を付けるカレンダーを経て、ロールに巻き取られます。このあと、ワインダーで巻き替えられて新聞用紙の巻き取りや印刷用紙の巻き取り製品になります。

   また、インキ抜きをしないでそのまま利用する場合には、主に段ボールやボール紙などの紙箱類に使用される板紙を作る抄紙機で紙になります。
   原料が充満したバット(容器)の中で、表面に網を張ったシリンダーが回転して、網の表面に作られた紙の層をシリンダーの上部に接している毛布に移します。このバットをいくつか並べ、紙の層を重ね合わせることによって厚い板紙が作られます。
   この毛布に移された紙の層は、長網抄紙機の場合と同じく、プレス工程(脱水)、ドライヤー工程(乾燥)、カレンダー工程(光沢加工)を経て巻き取られ、最後にワインダーで製品に仕上げられます。


ページTOPへ戻るホームへ戻る
FLASH PLAYER
ADOBE READER
本サイトをご覧いただくためには各コンテンツに応じて「Adobe Flash Player」プラグイン(無料)、
ならびに「Adobe Reader」プラグイン(無料)が必要です。
プラグインのダウンロード方法や詳細に関しましてはAdobe社のウェブサイトをご覧ください。
古紙再生促進センター|〒104-0042 東京都中央区入船3丁目10番9号 新富町ビル
Copyright (C) Paper Recycling Promotion Center, All Rights Reserved.